発見と同定
Los BellotosはIzalco火山西側の標高約1,400〜1,600mに位置します。Café Pacasは発見した材料を選抜し、欧州の大学へ遺伝分析を依頼した結果、当時の既知分類に当てはまらない材料だったと説明しています。ただし、分析機関名、遺伝マーカー、比較対象、系統樹は公開されていません。そのため、Geishaなど特定品種との近縁関係や自然交雑の組み合わせは確定した事実として扱えません。Bernardinaの名称は、公開された育種登録番号ではなく、生産者による選抜と命名に由来します。
栽培と流通
発見後はLos Bellotos以外にも植栽が広がっています。Cup of ExcellenceのFarm Directoryによると、Santa Sofíaでは2021年にBernardinaを植え、Natural処理のロットが2026年のEl Salvador Cup of Excellenceで90.10点を得ました。同年にはLa EsperanzaのHoney処理ロットにもBernardinaの表記があり、Washed + Honey部門で91.95点を記録しています。これらは同品種が複数農園と複数の精製方法で扱われていることを示しますが、競技結果だけから一般的な風味や栽培特性を断定することはできません。
Bernardinaは、発見経緯と命名主体が確認できる一方、公開された遺伝データや標準化された農業特性表が限られる品種です。市場で同名を掲げるコーヒーを比較する際は、農園、生産者、収穫年、精製方法まで併せて確認する必要があります。
