Entity / 精製方法

Natural Process

Natural Process(ナチュラルプロセス)は、収穫したコーヒーチェリーを果実のまま乾燥させ、乾燥後に外皮、乾いた果肉、ミューシレージ、パーチメントを脱殻して生豆を取り出す精製方法です。Dry Process、乾式精製とも呼ばれます。水洗によるミューシレージ除去を中心工程にしないため、Washed Processとは果実層を取り除く時期が大きく異なります。工程が単純に見えても、厚い果実を均一かつ安全に乾かすには選別と継続的な管理が必要です。

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基本工程

収穫したチェリーから未熟果、過熟果、異物を選別し、パティオ、乾燥ベッド、シートなどに広げます。乾燥中は層の厚さを調整し、定期的に撹拌して、局所的な過熱、過発酵、カビ、腐敗を抑えます。夜露や降雨から守るために覆う、日中の強い日射を調整する、乾燥終盤に休ませるなどの運用もあります。果実全体の水分が十分に下がった後、ドライミルで乾いた果実層とパーチメントを除去し、選別、保管へ進みます。

発酵と乾燥

Naturalでは発酵槽を使わなくても、果実の表面や内部に存在する酵母、細菌、糸状菌の活動が乾燥と並行して起こります。したがって「無発酵」を意味しません。一方、密閉容器で事前に発酵させてから果実乾燥するロットもあり、その場合はNaturalという基本分類に加えて、嫌気条件、時間、温度などの追加情報が必要です。果実のまま乾かしたという一点だけでは、発酵設計の詳細までは分かりません。

表示から分かること

Naturalは果実を丸ごと乾燥したという工程上の情報であり、特定の果実香、甘さ、重い口当たりを必ず生む保証ではありません。熟度の揃い方、気候、乾燥日数、撹拌、衛生、品種、保管が結果を左右し、不適切な管理は発酵臭やカビなどの欠点につながります。Honey Processは果皮を先に除いてミューシレージを残すため、果実を丸ごと乾燥するNaturalとは境界が異なります。

Sources

出典・参照リンク