Coffea canephora(ロブスタ)の育種を進めるWorld Coffee Research(WCR)は9月8日、2024年に始めた交配から育てた約5,700本の実生を遺伝子型解析し、遺伝的多様性を基準に1,000個体へ絞り込んだと発表した。

WCRは、この1,000個体をロブスタ育種の創始集団と位置づけている。現在は、同じ選抜個体を複数の場所で比較できるよう、それぞれをクローン増殖している段階だ。

2027年1月から、発根させたクローンと試験管内で増やした苗を、ガーナ、インド、インドネシア、ルワンダ、ウガンダ、ベトナムの研究機関と、エルサルバドルにあるWCRの研究拠点へ送る計画。WCRによると、各地へ1,000選抜個体の全セットを複数組ずつ送り、同じ候補を異なる栽培条件で試験する。

試験はInnovea Global Coffee Breeding Networkを通じて進める。WCRは、各地で得たデータをもとに、どのクローンがどの環境に適するかを見極めるとしている。

今回の選抜数と移送計画はWCRの発表に基づく。1,000個体は完成・公開された品種ではなく、これから各地で比較する試験候補だ。収量、耐病性、品質などの評価結果もまだ示されていない。