店舗網と運営モデル
店舗網は直営店と提携店で構成されます。直営店の多くは座席を抑えたピックアップ型で、オフィス、商業地、住宅地、大学周辺などに出店します。提携店は現地の事業者が運営し、同社は店舗設計、商品、原材料、システムなどを提供する仕組みです。中国では2019年に提携店モデルを始め、2025年にはマレーシアで現地パートナーに独占フランチャイズ権を付与しました。
2025年末の店舗数は31,048店で、中国(香港を含む)30,888店のほか、シンガポール81店、米国9店、マレーシア70店でした。中国の店舗は直営と提携の双方を使い、シンガポールと米国では直営、マレーシアではフランチャイズを展開しています。各地域の店舗数や運営方式は拡大に伴って変化するため、時点を分けて見る必要があります。
テクノロジーを使った小売
モバイルアプリは注文と決済だけでなく、顧客との接点、商品開発、在庫補充、店舗運営にも使われています。小型店とデジタル注文を組み合わせることで、座席を中心としたカフェとは異なる出店と運営を可能にしてきました。公式サイトが掲げる「品質、手頃な価格、利便性」は同社自身の価値提案であり、第三者による品質評価や価格比較を意味するものではありません。
2026年第2四半期末には店舗数が36,310店へ増え、月間平均取引顧客数は1億1,270万人となりました。純売上高は前年同期比28.5%増えた一方、直営既存店売上高成長率はマイナス5.3%でした。店舗網と利用者の拡大が全社売上を押し上げても、既存店の売上動向とは一致しない場合があることを示しています。これらは同社が公表した未監査の四半期数値です。

