Entity / 組織

株式会社ONIBUS

株式会社ONIBUSは、東京を拠点にスペシャルティコーヒーの生豆調達、焙煎、販売、カフェ運営を手がける会社です。2012年に創業し、ONIBUS COFFEEとABOUT LIFE COFFEE BREWERSを運営しています。店頭で一杯を提供する小売・飲食事業だけでなく、生産地からの調達、八雲の焙煎拠点、オンライン販売、飲食店などへの卸売までを担います。 名称の「ONIBUS」は、ブラジルで公共バスを意味するポルトガル語に由来します。人と人をつなぐ日常の交通になぞらえ、コーヒーショップを街の人が交わる場所として捉えてきました。東京都内の店舗に加え、栃木県那須などでも店舗を展開し、海外では現地パートナーとの店舗運営にも取り組んでいます。

出典 5

生産地との関係と調達の透明性

ONIBUSは、生産国への訪問や生産者との継続的な関係を調達方針の軸に置いています。公式のTransparency Reportでは、購入した生豆について農園・農協・ウォッシングステーション、生産者、地域、品種、精製方法、購入形態、輸出入者、購入量などをロット単位で一覧化しています。2024–2025年版には、一部のロットについてFOB価格も掲載されています。ただし、すべての購入行で価格が開示されているわけではなく、公開範囲には差があります。

ルワンダでは、コーヒーチェリーの果肉であるパルプを堆肥化し、土壌へ戻すSoil Projectを続けています。ONIBUSの2025年インパクトレポートによると、ドゥクンデカワ農協に所属する小規模農家120世帯を対象に堆肥づくりを支援し、同プロジェクトから生まれたロット4.2トンを日本へ輸入しました。これらの規模や成果は同社の自己報告であり、長期的な土壌改善や生物多様性への効果は継続的に確かめる必要があります。

事業活動の測定と改善

ONIBUSは、店舗運営や焙煎に伴う環境負荷を測るため、廃棄物と温室効果ガスの集計を公表しています。2025年インパクトレポートでは、2024年9月から2025年8月までの国内7店舗の廃棄物を30.2トン、事業活動による温室効果ガス排出量を117.88トンと報告しました。生ごみの堆肥化、リユーザブルカップの利用促進、太陽光発電、条件の合う店舗での再生可能エネルギーへの切り替えなども進めています。公開された数値は、削減策の出発点となる活動量と排出量の測定であり、環境影響が解消されたことを意味するものではありません。

B Corp認証

B Labの公式企業プロフィールでは、ONIBUS inc.は2026年7月からCertified B Corporationとして掲載されています。認証時の基準はStandards version 1.6で、Overall B Impact Scoreは83.2点でした。評価内訳はGovernance、Workers、Community、Environment、Customersの各分野に分かれています。

ONIBUSは認証取得に先立ち、調達情報の開示、環境負荷の測定、従業員制度や社内方針の整備を進めたと説明しています。B Corp認証は、一定の評価基準を満たした時点の組織運営を第三者が審査したものです。一方で、個別プロジェクトの将来成果や、企業が公表するすべての環境・社会面の主張を個別に保証するものではありません。

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B Corpマークを重ねたONIBUS COFFEE中目黒駅前店の外観。中心的に登場 / 認証取得企業ONIBUSがB Corp認証 47.5点から見直した事業運営生豆価格の部分開示、排出量と廃棄物の測定、再エネ、従業員制度や社内方針の整備を進め、Standards version 1.6で83.2点を得た。

Sources

出典・参照リンク