沿革と組織
VICOFAは、1980年代後半にコーヒー生産と輸出が拡大するなか、企業や関係機関の協力基盤として構想されました。1990年1月4日にダラットで創立会員会議が開かれ、同月22日に対外経済省の決定によって認められました。会員が大会ごとに規約と執行部を定め、政府の権限ある機関による承認を受けて活動しています。
2025年6月の第11期大会では、2025〜2030年の執行部としてNguyễn Nam Hảiが会長に再選され、5人の副会長を含む常務体制が選ばれました。執行部には輸出・加工企業や地域開発組織の責任者が参加しており、産業界の利害を集約する構成です。行政機関や生産統計を作成する政府部局ではなく、会員を基盤とする業界団体である点が重要です。
主な活動
活動領域は、政府や省庁への制度・産業政策の提言、国内外の市場情報の提供、貿易促進、国際団体との協力、会員企業間の接続に及びます。国際コーヒー機関(ICO)の活動に参加するほか、Global Coffee Platform(GCP)やASEAN Coffee Federation(ACF)などを通じて、持続可能な生産や国際市場に関する協議にも関わってきました。
第11期の重点には、老木の再植栽、節水と機械化、加工の高度化、品質とトレーサビリティの向上、農家・協同組合・企業・研究者を結ぶ供給網の強化が含まれます。気候変動への適応、低炭素型農業、副産物の活用、国際基準への対応、国内消費の拡大も課題として掲げています。VICOFAの見解や見通しはベトナム産業界の評価として有用ですが、政府の気象予報や公的な生産統計とは区別して読む必要があります。

