組織と意思決定
会員には、生産者を代表する地域ネットワークと、各国で市場開発やライセンスなどを担うFairtrade組織が含まれます。会員組織と認証生産者組織は、理事会と総会への代表を通じて意思決定に参加します。生産者を単なる制度の対象に置くのではなく、基準や組織運営の意思決定へ参加させる構造が特徴です。
Fairtrade Standardsは、農業生産、労働、取引関係に関する社会・経済・環境面の要件を定めます。対象は小規模生産者の協同組合だけでなく、雇用労働者を抱える大規模農園や工場、Fairtrade商品を売買する企業にも及びます。新しい基準や価格の設定、既存基準の改定では、生産者・労働者、企業、外部専門家が参加する協議手続きが設けられています。
コーヒーとの関係
コーヒーはFairtradeの主要対象品目の一つです。Fairtrade Internationalはコーヒー向けの生産・取引基準を定め、Fairtrade Minimum PriceとFairtrade Premiumの水準を公表します。最低価格は市場価格が所定の水準を下回る場合の下限であり、Premiumは販売価格に上乗せされ、生産者組織が事業や地域社会への使途を決める追加金です。これらの価格制度は認証マークだけで完結するものではなく、適用される品目、品質、加工区分、契約条件、発効日を確認して運用されます。

