Fairtrade Internationalは7月30日、コーヒーのFairtrade Minimum Priceを改定すると発表した。対象は、アラビカとロブスタを加工方法で分けた計4区分。いずれも最低価格を引き上げる。

Fairtrade Minimum Priceは契約上の下限

Fairtrade Minimum Priceは、市場価格が基準を下回ったときにFairtrade取引へ適用される契約上の下限だ。市場価格が最低価格を上回る場合は、市場価格が適用される。今回の改定は、コーヒー市場全体の価格を一律に引き上げるものではない。

4区分の新価格

  • 洗浄式アラビカ:1lbあたり1.80米ドルから2.00米ドル
  • ナチュラルアラビカ:1lbあたり1.75米ドルから1.95米ドル
  • 洗浄式ロブスタ:1lbあたり1.25米ドルから1.35米ドル
  • ナチュラルロブスタ:1lbあたり1.20米ドルから1.30米ドル

12月1日以降に署名する新規契約から適用

新価格の対象は、契約時に価格を決める固定価格契約と、契約後に価格を決める契約の2種類だ。どちらも、価格を決めた日ではなく契約の署名日を基準とする。

たとえば11月30日に契約へ署名し、12月1日以降に価格を決める場合は、旧最低価格が適用される。12月1日以降に署名する新規契約には、新価格が適用される。

57協同組合の生産費と610件の回答をもとに決定

Fairtradeの説明では、今回の見直しに13カ国57協同組合の2023〜24年収穫期の生産費データを使い、2025年9月時点のインフレと為替を反映した。2026年2月9日から4月3日までの意見募集には610件の回答が寄せられた。専門家による分析を経て、Fairtrade Standards Committeeが7月に新価格を決定した。

最低価格とは別に設定されるFairtrade Premiumは1lbあたり0.20米ドル、有機Fairtradeコーヒーの上乗せ額(organic differential)は同0.40米ドルで、いずれも据え置く。