概要
Anacafé(Asociación Nacional del Café、グアテマラ国立コーヒー協会)は、グアテマラのコーヒー生産部門を代表する組織です。1960年のコーヒー法によって設立され、独自の資産を持つ自治的な民間・公共サービス機関として運営されています。コーヒーの生産と輸出を通じて国の経済を強化することを目的に掲げ、生産者への支援と、国内外におけるグアテマラ産コーヒーの振興を担っています。
組織と代表範囲
理事会には、国内各地のコーヒー生産者団体と協同組合の代表が参加します。これに大統領および農牧食糧省の代表が加わり、生産者側と政府側の双方を含む構成になっています。公式情報では、Anacaféが国内の12万5,000以上のコーヒー生産者家族を代表し、コーヒー栽培はグアテマラの22県すべてに広がっているとされています。
Anacaféは特定の農園や輸出会社ではありません。個別の生産者を代表しながら、国全体のコーヒー政策、技術支援、品質向上、教育、輸出に関わる機能を横断して担う組織です。理事は通常総会で選ばれ、任期は2年と説明されています。
主な役割
Anacaféの役割には、グアテマラのコーヒー部門の代表、国のコーヒー政策の策定と実施、生産者向けサービス、グアテマラ産コーヒーの国内外での位置づけ向上が含まれます。公式サイトでは、Cedicaféによる研究・技術支援、Tazza Academia de Caféによる教育、輸出手続きの案内、地域別のコーヒー情報などを提供しています。
生産者向けには、技術移転、研修日程、農業資材、品質・収穫後工程に関する情報を整備しています。輸出に関わる事業者には手続きの案内を提供し、国内の消費者や事業者に対しては教育や地域別の産地情報を発信しています。政策を担う代表組織であると同時に、研究、普及、教育、品質、輸出を結ぶサービス機関でもある点が特徴です。
こうした活動は、栽培現場の技術支援から品質評価、人材育成、輸出実務までをつなぐものです。国際的な品評会や市場開拓事業では開催国側のパートナーとなることがありますが、その役割は単一の大会運営に限られません。大会を運営する国際組織や個別の輸出会社とも区別され、グアテマラのコーヒー産業を制度面と技術面の両方から全国的に支える恒常的な組織です。

