概要
Specialty Coffee Association of Panama(SCAP、Asociación de Cafés Especiales de Panamá)は、パナマ産スペシャルティコーヒーの振興を目的とする非営利の生産者団体です。会員には農園や生産企業が参加し、品質向上、国際的な認知、産地環境への配慮を共通の課題として活動しています。パナマ政府の規制機関や認証機関ではなく、生産者を中心に構成される業界団体です。
産地と会員
会員農園の多くは、Chiriquí州のBarú火山を囲む中央山系、BoqueteとVolcán-Candela周辺に位置します。この地域では標高、火山性土壌、降雨、太平洋と大西洋の双方から受ける気象の影響が、農園ごとのmicroclimateを形づくります。SCAPはこうした産地条件を紹介するとともに、会員が栽培、収穫、精製の方法を磨き、海外市場へコーヒーを届けるための共同基盤を提供しています。
Best of Panama
SCAPの主要な活動の一つがBest of Panamaです。生産者が提出したロットを国内と国際の審査団が評価し、部門別の順位と点数を公表します。2026年の第30回では、Geisha Washed、Geisha Natural、Varietalsの3部門を設け、102ロットから審査を始めました。SCAPは結果の公表だけでなく、審査員の招へい、competitionの運営、Copa Panamáの授与にも関わります。
SCAPの発表は、当該年の審査結果を確かめる一次情報です。一方、個々の農園の全沿革、ロットの販売条件、後日のオークション価格や買い手は、それぞれの農園資料やオークション結果と分けて確認する必要があります。

